「分かったフリ」はしません。
2007-04-04 Wed 23:44
今年の宣伝会議賞。
グランプリは、

ずるいよ、
チョコ食べてるときに、
そんな話するの。


明治ミルクチョコレート(ポスター)

ですが、

カッコつけずに申し上げます。

お恥ずかしいことですが、
私はまだまだいいコピーを選ぶチカラが足りないので
パッと見たとき、
このコピーの凄さを、実感として感じることが出来ませんでした…。


インパクトは感じるんだけど、
「え?そんな話って、どんな話?」
「このコピーって、チョコ食べたくなるの?」
とか思っちゃった…。

しょんぼり。

スタークリエイターへの道は険しひぃ。

というわけで、
きょうは、
宣伝会議3月15日号に載っている
審査員の先生方のコメントをしっかりと拝見して、
このコピーのどの辺りが素晴らしいのか、
ということを、篤と考察させていただきたいと存じます。


以下、
スターコピーライターの審査員の方々の
「グランプリに関するコメンツ」
です。

「『いいコピーのひとつの条件。
その短い言葉を見ただけで、人にある情景を瞬時に想像させること』というまさしく代表例だと思います、グランプリ受賞作は。」
by前田知巳さん

「グランプリのコピーは、はじめから好きでした。
これが獲れればいいなと思ったけど、
宣伝会議賞っぽくないというか、ふつうにTCC年鑑に載ってても違和感ないからグランプリはムリだろうと予想してました。」
by門田陽さん

「今年のグランプリは、過去のグランプリとはなんだかちがうと思った。過去の受賞作は、発見型であったり、共感型であったり、メッセージ型であったりした。今年のはどれでもない気がする。
あえていえば共感型なんだろうけど、わかりやすい共感型にはしていない。
「ずるいよ。」って何がずるいの?
「そんな話」ってどんな話?
どこかの場面から、時空を超えて審査会場にやってきたようなこの1行。
他のコピーたちの中で、静かに光っていました。そしていつのまにか一等賞に。
ああ、宣伝会議賞はここまで来たんだな、って思った。伝えたいことをあれこれ言い換えるのではなく、想いと言葉をイコールにしてぽんと差し出す。そういう強さか。
by児島令子さん

グランプリのコピーは、チョコを食べる至福のひとときがとても上手に描けていて、チョコ好きの私にはかなり刺さりました。頼まれてもいないのに、ついつい絵コンテを考えてしまいました。」
by山崎隆明さん

グランプリのコピーは、DFの視界から一旦消えて、また現れてゴールを決めるFWのようだった。
たくさんあるコピーの中で、ひとりだけ違う輝きを放っていた。拍手。」
by中村禎さん


ふむ。
こうして並べてみると、
分かるような、でもやっぱり(悲しいことに)これでも自分自身の実感としては良さを感じられないまま、というか…。

先生方のご意見は筋が通っていらっしゃる。
納得できる。


でも、やっぱり、
素人の私には、このコピーの良さは難しい。

チョコを食べる至福の時間はしっかりイメージできるけれど、
コピーにも広告にもまったく興味のない人が、
このコピーを見て、「食べたい!」って感じるのかが分からない。


「一度、視界から消えてゴールを決めるFW」というのは、分かり易い。

「ひとりだけ違う輝きを放っていた。」っていうのは、審査の状況を想像できる。
確かにこのコピーには、
書いた人の「らしさ」がでていて、この人には書けないコピーなんだな、って思う。

その辺りが20万624点のコピーの中で静かに光っていた、という部分なのだろうか。

分かったフリはせずに、
最後は、前田知巳さんの言葉で閉めたい。
上のグランプリに関するコメントに続く言葉だ。

やっぱり「個性」というか「その人らしさ」って、
決して大げさなことではなくて、
身の回りの世界への「まなざし」とかその先にある気づきとかに現れるんだよな、と改めて教えられる気がします。


「いい」と言われるコピーを選ぶのって
正直、難しいけれど、
今はまず、

自分にしか書けない「まなざし」を探して、
自分がいいと思うコピーを選んで、
その理由を考える


ということに、素直に、誠実に打ち込んでいきたい。


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この記事のコメント
☆さゆサン

こんにちは、ようこそ。
コメントありがとうございます。

さゆサンは、大学生ならチャンスいっぱい夢いっぱいで羨ましいです。
はりきって突っ走っちゃってくださいね!その上で、このブログが少しでもお役に立てば幸いです。

グランプリのコピーは、確かに「さりげない」という言葉がふさわしいですね。受賞は、このコピーが「さりげなくも、すーっと受けての心に入りこんだ」という結果なのかもしれませんね。

さゆサンのブログ拝見しました。
コウモリ。
他の誰とも違うこだわりカッコイイです。
2007-04-06 Fri 23:38 | URL | ちゃーこ #-[ 内容変更]
はじめまして*
広告関係のブログを検索していて辿り着きました。
大学生で、コピーライターを目指しています。
ブログも最近始めました(趣旨は少し違います;)

宣伝会議賞は私も応募しました。
1次通過したのみですが…;
グランプリのはあまりに物静かというか、
「コピーです!!!」というインパクトが無くて
確かに一瞬「ぐらんぷり…?」と思いましたー
でもそのさりげない一言のような感じが良かったのでしょうね。

他の記事も見ましたが作品や気になる広告が沢山アップされてて勉強になります。
また覗かせていただきます(●´∀`)
2007-04-06 Fri 22:44 | URL | さゆ #JUGsyThY[ 内容変更]
☆やまコピーへ

こないだみんなで話してたときに、話にもでたけど、
次のクラスでは、もっと見せ合いっこして、
いっちょ前にお互いのコピーを批評しあって、「選ぶチカラ」を感覚で身につけられたらいいね。

これからも、アクセル踏みまくって、はりきっていこーね♪
2007-04-06 Fri 14:27 | URL | ちゃーこ #-[ 内容変更]
☆非公開コメントをくださった、どなたか様へ

モヤモヤした日記に
ヒントを与えてくださるようなメールでした。
有難うございます。

糸井さんの言葉にもあるように、
自分の道具でしか、話すことはできない。
自分の言葉でしかコピーは書けないし、自分の言葉で書いたコピーにしかパワーは宿らない。

そう思います。

色んなコピーを見て、背伸びしたくなるときもあるけれど、
自分の「まなざし」で「世の中を」、「受け手を」見ていくこと以外に、
いいコピーを書く近道はない、と感じました。
2007-04-06 Fri 14:26 | URL | ちゃーこ #-[ 内容変更]
どうも、お初です。コメントしちゃいます。
ほんっと、いいコピーを書く以上に、いいコピーを選ぶって、難しいよね。(コピーの学校の、自分で書いて自分でボツにしたコピー群の中に、結構面白いのに、見過ごしてるの多数有りそうだね。)

自分だけの「まなざし」探し。いいと思えるコピーを探してその理由を考える。 お互いがんばろ~。おやすみ~。


2007-04-06 Fri 03:24 | URL | yamaco #-[ 内容変更]
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2007-04-05 Thu 02:41 | | #[ 内容変更]
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